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平成22年(2010年)保育士試験の特徴

平成22年保育士試験の特徴として、「小児栄養」はここ数年難関科目の代表となり、特に独学や通信教育では限界であるというご相談を多くいただいた年となりました。しかし、昨年までワースト科目となっていた「養護原理」は、やっと難関科目から抜け出すことができました。

平成22年試験における難関科目

まずは、当学院合格率ワースト科目のデータをご覧ください。

科目平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年
保育実習理論75.0%63.6%78.2%66.0%41.3%
小児栄養76.9%78.1%40.1%50.9%44.9%
教育原理23.1%77.1%69.8%67.2%62.8%

これはあくまで当学院におけるデータですので、一般の受験者に関してはこの比ではありませんのでご理解ください。

◆ワースト1 「保育実習理論」(41.3%)

今年も、音楽からは6問、絵画からは5問、保育所保育指針からの問題は7問、児童福祉施設最低基準(児童福祉)からの問題は2問出題されました。全体的な難易度は高かったと思われますが、皆さまはいかがでしたでしょうか。

【分析結果】

<音楽>
問1は、例年通り童謡の曲名を答える問題ではありましたが、設問が「昭和のうた」「大正のうた」「明治のうた」「わらべうた」というように、作成年代がわからなければ解答を導けない問題でした。楽譜が読むことができ、曲名が分かったとしても正解を導けなかった受験者がいらっしゃったと思われます。その他の問題については、例年通りの内容でした。
<絵画>
受験者の問題文に対する解釈により、解答がわかれるような問題が複数出題されました。特に問11のアクリル絵の具についての出題は、絵の具の種類や使用する人の主観により特徴が変わってくる可能性があり、正しい解答を得ることが大変困難な問題であったと言えます。反対に、一般常識的な用紙のサイズやダンボールについてなど、身近な情報や知識などから解答を導き出せる出題も見られました。
<保育所保育指針>
保育所保育指針をしっかりと読み込み、暗記ができていれば解ける問題ではありましたが、正しい文言を選択する問題では、似通った語句が選択肢なるなど簡単に選択できる問題ではありませんでした。
<児童福祉施設最低基準>
当学院の出題傾向分析から鑑みると、出題率の低い施設からの出題でした。養護原理を受験された方はそれほど難しく感じなかったかもしれませんが、保育実習理論単独の勉強では、少し難しく感じたのではないかと思われます。

◆ワースト2 「小児栄養」(44.9%)

3年連続難関科目の試験となりました。平成21年5月に厚生労働省より発表された「日本人の食事摂取基準(2010年度版)」から多く出題され、改訂されていた事実を知らなかった方や、食事摂取基準の表の読み方が甘かった方には特に難しい科目だったと思われます。

当学院では「レギュラー講座」と「直前対策講座」で対策を進めてまいりましたが、「食事摂取基準」の表の理解ができていないと点数に結びつかない内容でした。合格発表後には、小児栄養の不適切問題(+5点)で救われた方、あるいは、勉強が甘く惜しくも5点足りなかったという反省の声も多く耳にした科目となりました。

【分析結果】

当学院のこれまでの試験分析結果より、全国社会福祉協議会から出版されている『保育士養成講座』から、かなりの割合で出題されているという傾向が出ております。仮にこの『小児栄養(改訂5版)』のみで学習した場合、このテキストから出題された問題は59%(約60%)でしたので、このテキストをしっかり学習してやっと合格ラインになります。近年同様、このテキスト以外からの出題もあり、試験範囲が広い科目でありました。

また、2010年度版の「日本人の食事摂取基準」からは20問中2問(10点分)が出題され、細かい設問(A~Eの問い)では、16問もの関連した問題が出題されました。

今後も「日本食品標準成分表」、「授乳・離乳支援ガイド」、「乳幼児栄養調査」、「6つの食品群」などの情報収集が必要となります。しかし、近年の出題傾向に対してしっかりと対策をし、新しい情報を制することができれば、合格ラインは超えられる科目だと考えております。

◆ワースト3「教育原理」(62.8%)

ワースト入りはしているものの合格率は決して低くはない科目です。平成21年までワースト入りしていた「養護原理」を必死で勉強し、平成22年は「養護原理」が合格できたのに「教育原理」で5点足りず、「教育原理及び養護原理」のアリ地獄のようなスパイラルに陥ったというお声も頂戴いたしました。

【分析結果】

教育法規関連の問題が10問中3問出題され、教育理論(人名)を問う問題が10問中3問出題されました。よって、例年通り「教育原理」の出題傾向をおさえれば、合格ラインは充分に超えられる試験であったと考えております。

反対に、難解となったテーマは、「幼稚園教育要領 第2章」、「いじめの問題への取り組みの徹底について(文部科学省平成18年通知)」、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」からの出題で、平成18年の改正範囲と考えられます。過去問題のみでの勉強方法を取られていた方は、「幼稚園教育要領 第2章」からの出題に戸惑った方が多くいたと推測されます。

平成22年保育士試験の当学院ワースト3科目をご紹介いたしましたが、これより初受験者に向けた合格するための勉強方法をご紹介します。